ひたすら食べよう! 大地の恵みのなかに生きる。
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夏の北海道放浪紀行〜2006
はじめに
 さて、昨年の夏に車を購入したわけですが、以前からオイラ的に“車を買ったら一度やってみたい!!!”と  
思っていた事項がありまして1つ目が島根県に行ってみたい。2つめが北海道を放浪したいであります。
 前者はGWに益田で結婚式に出席し達成。んで後者ですが、この行程中にライブ↓チケットが取れまして、
KOTOKO LIVE HOUSE TOUR 2006夏「日本列島を食い尽くせ!駆け回り食べまわり!」の初日です。
せっかくの機会なので車を出してみよう!!と思ったのが発端なのですが、ダメ元で有給休暇を申し込んだ
ところ13連休もの長期休暇が取得出来たので、思い切って借金上等の日程延長をしました。
題して北海道を走り尽くせ!駆け回り飛びまわり!の放浪の旅です(笑)                 
高井戸-三宅坂-江戸橋-堀切-江北-川口-盛岡〜八戸〜下田 756.5km 
 旅の初日は東京の自宅を2:45分に出発、まずは都道14号新宿国立線(東八道路)で東に向かい、 
首都高速4号新宿線の高井戸ICから高速イン!というか早速右側から合流ですか…(汗) 

# ちなみに、初めて首都高を自分の運転で走ったので撮影の余裕が無く、
# 東北道の佐野までは写真なしです。ご了承くださいf(^^;

 途中新宿から外苑付近まで工事車線規制で、その後も混雑。JR中央線の車内から見ていると、いつも
渋滞してますが、午前3時でこの交通量では〜昼間渋滞しているのも頷けますね。江北JCTを過ぎて
落ち着くまでは、正直“景色を愉しむ”どころではなかったです(><*) 
 時計と睨めっこしながら浦和料金所を3:50に通過…。相変わらずギリギリでETC夜間割引です(苦笑) 

白龍

盛岡のじゃじゃ麺

カワトク百貨店、地下1階の“白龍” 

12日の昼食「盛岡じゃじゃ麺」

 東北道は、気の遠くなる道(−−;
地図を見れば一目瞭然ですが、果てしなく長い道でした、東北自動車道。途中上河内SAでヲ昼寝したん
ですが、福島・宮城県内が雨規制かかってたりで、朝食を国見SAで摂る以外はいたすら走ってました。
盛岡着12:00分、昼食は弟君の勧めで白龍のジャージャー麺。値段のわりに、なかなかのボリューム
でした(笑)13:30に盛岡を発って、あとはひたすら国道4号線を北へ…。     

八戸道・百石道路はこちら!

カワヨグリーンYH

牧場の入口で1枚!背後の土手は東北本線。

八戸まで来ました♪

カワヨグリーンYH

看板の後ろに架線柱が…

 今日の宿泊地は、青森県下田町にあるカワヨグリーンYHに宿泊。ここはドラマ『青い鳥』のロケ地であり、
信濃境駅と共に“青い鳥ファン”の聖地で、以前はオイラ、ここの常連だったのですが(苦笑)
 今回は4年ぶりの宿泊。旅人の世話をするネパール人夫婦は、オイラのことを憶えていてくれました♪ 
2日目
下田〜十和田-七戸-青森 - 函館-七飯〜大沼 124.0km
 昨夜は早く寝てしまったので〜5時に起床。ユースの朝食を戴いて、すぐ近くを通る東北本線の貨物列車
を眺めながら、8:20に出発。今日はいよいよ、青森港12:30の東日本フェリーで北海道に渡ります。  
 フェリーは何度も乗ったことがありますが、車を積むのは初めて…緊張します^^;     

みちのく有料道路 入口

東日本フェリー「びるご」乗船前

お約束のサッポロクラシック

いざ、青森へ!

今日の船「びるご」乗船前

道内最初の一杯♪

 函館港には16:10に到着。せっかくなので記念に、路面電車と併走してから函館新道に入り、5号線経由で
本日の宿大沼公園ユースホステルへ…ちなみに予約を入れたのは函館市内に入ってからだったり(爆)
 ここも駅から至近にあるのですが、旅人は『水無海浜温泉に入ってきた』というドライバー1人だけでした^^;
3日目
大沼-長万部-室蘭-苫小牧-支笏湖-苫小牧-新冠 384.9km
 談話室にあった頭文字D(しげの秀一/講談社)を暇あれば読み耽って、4巻を読み終えたところで時間切れ、後ろ髪を引かれる想いで8:30に出発…。襟裳で2度ほど宿泊した民宿仙庭(旧 えりも岬YH)が廃業
したらしいという情報を入手しまして、今夜の宿泊地は未定のままです(−−;  

支笏湖を望む

新冠温泉 レ・コードの湯

“青い鳥”にも似た景色が!?支笏湖

新冠温泉 レ・コードの湯

 国道5号線〜長万部から国道37号線をひたすら進む。“スピード違反の取り締まりに気を付ける”以前に
車が多くてスピードが出せません(苦笑)海岸線沿いの国道37号線が、意外にもアップダウンが多くて、
ノロノロ運転のまま室蘭市内へ、少々寄り道して白鳥大橋とチキウ岬に寄ったのが12:00頃。さういへば、 
チキウ岬へ通ずる道道919号線、中央東線っていうんですね(^^;;; 
 国道36号線で苫小牧へ向かい、道内に入って最初の給油をしてから支笏湖へ向かう…。

# スタンドでおっちゃんに『珍しいナンバーですね。道内には転勤ですか?』と。確かにオイラ、
# 多摩ナンバー4駆寒冷地仕様など乗っていますが、ただの夏休みの旅行です…(苦笑)

 支笏湖に着いてから、宿の確保をと、めぼしい宿に片っ端から電話作戦(笑)しかしながらことごとく満室で
確保出来たのは新冠町にあるファン.ホース新冠ユースホステル…。失敗したなぁ…と思いつつ、来た道を
戻って、暫定無料の日高自動車道に入り、国道235号線に入って牧場の馬を眺めながら、17:10に到着。 
 3日分の洗濯を済ませて、夜は新冠温泉レ・コードの湯に入ってきました。    

4日目
新冠-浦河-襟裳-広尾-帯広-幕別〜足寄〜オンネトー〜阿寒-弟子屈 429.0km
 8:00、昨夜の洗濯物が乾かず、仕方なくビニール袋に詰めて宿を出発、世間は今日から三連休です。
引き続き牧場のお馬さんを見ながら国道をひたすら南東へ、襟裳岬は2度行ってるのであえて寄る必要は
ないけれど、せっかく来たので休憩。それから黄金道路を通って帯広方面へ…。

# 襟裳〜広尾間を結ぶこの国道は、道に黄金でも敷いてんのか!?と言われる程の建設費用が掛かった
# ことから、通称『黄金道路』と呼ばれています。確かに、過疎地のわりにお金掛かってます(笑)

国道から望む、牧場の馬

旧 えりも岬ユースホステル。電話は不通、建物はそのまま、看板もそのまま(^^;

国道235号線沿いの牧場を望む

えりも岬ユースホステル…だった建物。

 広尾・大樹・中札内と、お気に入りの町名を通過して、12:35幸福駅に到着。日柄と場所の関係で観光客は
カップルが多いです。土産物店のオヤジが『兄さん恋人いないの?』と、大きなお世話だ…!(苦笑
 それにしてもここの土産物店、愛国→幸福きっぷなるもの原紙に国鉄の地紋が入っていて、手が込んで
いるというか、その切符に平成年号の日付を入れて貰うのが少々、違和感があったりします^^;       

旧 幸福駅舎

カントリーサイン - 池田町

オンネトー、今日の雌阿寒岳は雲で隠れて見えない(−−;

幸福駅には切符がビッシリ

長野県ではありません(笑)

青く神秘的な湖

 幕別から国道241号に入り、途中“いまにも列車の来そうな”池北線の廃線跡に沿って足寄市街から
オンネトーに立ち寄って足寄峠を越え、濃霧に悩まされながら本日の宿摩周湖ユースホステルへ…。
 談話室ではなにやら同業者のオーラを感じる同室の旅人と、ビールを飲んで21時に就寝しました。  
5日目
弟子屈〜裏摩周展望台〜中標津-標津-羅臼-斜里-網走-紋別 451.2km 
 朝霧に霞む宿を、朝食も食べずに7:00出発、皆さん宿を発つのが早いです…(苦笑)
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、今回の旅は“鉄道・バス利用では足の遠のく地域”を中心に
廻っているので地図と睨めっこした結果〜今日の最初の目的地は裏摩周展望台に決定…鉄道はおろか、
バス路線の設定なし&冬季閉鎖の観光地を、さすがに訪れない手はないでしょう(笑)  

裏摩周展望台から見た、摩周湖

野付半島の、対岸に立ち並ぶ枯木

今朝の裏摩周展望台から見た摩周湖

道東の最果て、野付半島

 7:55裏摩周展望台到着。地図では“PA”となっていましたが、売店も公衆便所も閉鎖されています。
今日の天候は晴れ、話によると『霧のない摩周湖を観た者は婚期が遅れる』というジンクスがあるとか(ギク
 絶景以外は特に何もないので、早々に切り上げて清里峠を戻り〜野付半島に向かう。北方領土でも
拝めるかと思ったが、東に向かうに連れ空には雲が広がり、別海町に入って雨がポツポツと降り始め(汗
 …にしてもさすが最果て!というか、野付半島は寂しいところですね。ちょうど雲のむこう、約束の場所
サントラを聴きながら走っていたのですが、“ユニオンの塔”を連想するというか、景色とマッチしていて
妙にハマりましたよ^^;        

道の駅「知床・らうす」駐車場は常時満車状態!!

道の駅「知床・らうす」屋上から見た、国後島。

道の駅「知床・らうす」

画像では判りづらいですが、対岸に見えるのが国後島。

 標津の街を抜けて車を北に進め、道の駅「知床・らうす」で休憩、ここで親許への土産としてタラバガニを
購入し宅配便で発送。んで外へ出ると、対岸の国後島が!!あまりの感動に、カメラを取ってきて建物の
屋上から国後の写真撮りまくりました(笑)
 しかしまぁ知床は車が多いというか、最果てのわりに人が多くて、印象外れてるというか、皆考える事は
同じなんでしょうね。知床峠の駐車場、地元ナンバーの小型普通車は全部レンタカーだったし…(苦笑)
 斜里まで降りてオイル交換を行い、13:55釧網本線 止別の駅舎ラーメン店「駅馬車」で昼食♪
(実は駅舎ラーメンも、乗継時間を考えると鉄道利用では足が遠のくんですよ・苦笑)      

旧 中湧別駅は、現在は道の駅。

知床峠から見た羅臼岳

駅馬車のみそラーメン

旧 中湧別駅跡は道の駅

 14:30止別駅を出発して、国道244号線、網走からは国道238号線に入りオホーツク海沿いを西へ…。
途中、5年前に弁当を買ったローソン 網走駅前店がチラと横に見えた。勇網線の廃線跡に沿って能取湖・
サロマ湖畔での休憩を挟み、道の駅かみゆうべつ温泉に17:00着。ここは旧名寄本線の中湧別駅跡に
(温泉付の)道の駅が建てられていて、せっかくなので一風呂浴びてから駅構内を散策。レーダー探知機を
付けた地元の車が多い。ここで今夜の宿紋別に確保し、紋別市内のファミレスで夕食を摂ってから
チェックイン。駐車場で隣りに横浜ナンバーの同型車が居てビビッた(苦笑)
 街に入ったのがちょうど紋別北高校の帰宅時間と重なり、伊○銀行女子バレー部御一行様が同宿して
いたので、久々に萌え〜な一夜でした♪(←おぃ)       
6日目
紋別-稚内-天塩-遠別-中川-名寄 446.9km
 久々にホテルで朝を迎える、8:00チェックアウトして出発。今日はひたすら宗谷岬を目指し、あとは未定。
興部・枝幸・浜頓別市街地以外はほぼ、なにもないところを走り、少々退屈してきたので猿払で寄り道して
小石というところに寄ってから12:00宗谷岬到着。腹が減ったのでここで昼食♪       

道北ワールド、広大な牧草地

小石まで、あと4km

食堂最北端

鬼志別の広大な牧草地

小石たんハァハァ(?)

安直な名前『食堂最北端』

 宗谷岬…スピーカからエンドレスに『宗谷岬』が流れ、駐車場には見覚えのあるレンタカーがチラホラ。
というか、オイラの隣に練馬ナンバーのセリカが停まっていて、ここ北海道か!?と叫ばずには…(苦笑)
 ノシャップ岬と稚内公園を観てから、稚内市を出る。泊まりたい街だけど、14:00ではまだ早すぎる。
取り敢えず名寄に宿を確保してから、日本海オロロンラインを経由して、途中天塩港で休憩しながら内陸へ 

宗谷本線 佐久駅の駅名標

井上食堂の牛カルビ焼肉定食

長野県ではありません。第二弾(笑)

牛カルビ定食に、なぜカセットコンロ!?

 道道118号線経由で中川町に入り、道道119号線で国道40号に出る。見通しの悪いカーブを曲がると 
一時停止の交差点があるところで、パトカーが待機してました。あぶないあぶない(笑)    
オイラは不慣れなのであまりスピード出してませんでしたが、勝手知ったる地元の車は停まらずに曲がるの
でしょう、国道40号線はそれ以外にも、ネズミ取りやってましたね…。  
 美深の井上食堂牛カルビ焼肉定食肉大盛(880円)を食べてから、19:00なよろサンピラーYH着。 
※井上食堂…とっても独特なメニューと料理を出す定食屋です。観光ガイドに載ってます。オススメです!(笑)   
名寄-士別〜朱鞠内湖〜幌加内-沼田-留萌-深川 258.1km
 JR日進駅近くのYHで、朝6時起床。自転車で稚内を目指すという同宿者と別れて、9:00に出発。  
今日は、かねてから気になっていた“名寄公園のキマロキ”と、JR瑞穂駅を廻ってから朱鞠内湖を訪れる。
 深名線の跡を求めて探してみたが、幌加内駅跡なども随分さっぱりしたもので、少々寂しい…。  

名寄公園のキマロキ

「水曜どうでしょう」に登場していたとは知りませんでした^^;

ラーメン 萌

初めて間近で見たキマロキ

幌加内のカントリーサイン

ラーメン、萌え〜♪

 シーズン中で美瑛や富良野の宿が取れず、今夜の宿は深川に取ってあるので、時間に余裕が…。  
せっかくなので留萌まで出て、ラーメン萌で昼食のあと、のんびりイルムの丘YHにチェックインしました。
深川〜芦別-富良野-中富良野-美瑛〜三笠-岩見沢-札幌-小樽 423.8km
 同宿者の早起きのおかげで、6:10にYHをチェックアウト。早い人は4:00前には出て行ったやうです^^;
ガソリンスタンドを求めて彷徨ってから、芦別まわりで中富良野へ…。駅前でラベンダーの妖精(中富良野
町のマスコットキャラ)を眺めてから、ラベンダー園ひつじの丘・日の出公園をマッタリ巡り(十勝岳温泉は
天気が悪かったので却下)昼過ぎには美瑛でも大粒の雨が降ってきたので、14:10に撤収…。  
 富良野から富芦トンネル・幾春別経由で岩見沢、そこから道央道・札樽道に入って18:00小樽着☆    

イルムの丘YHに架かる虹

中富良野駅前の幟

日の出公園

昨夜の宿:イルムの丘YH

ラベンダーの妖精

上富良野の日の出公園

 ところで本日のお宿、あいにく安い宿やビジネスホテルがあらかた満室満室で(汗)予約出来たのは  
小樽グランドホテルの11,000円の部屋…思いっきり予算オーバーですね。とりあえず、市内に宿が
取れたので、いつものお店で酒池肉林して、夕飯ごときに6,000円使ってしまいました(−−;)      
小樽-札幌-小樽 186.7km
 オイラにしては高価いホテルに泊まってしまったので、貧乏性かチェックアウトギリギリまで滞在(苦笑)
夕方のKOTOKOライブまで時間があるので、最終兵器彼女に登場した旭展望台に寄ってから、市内に戻り
小樽信用金庫で通帳を切り替えて、モエレ沼公園などをのんびり巡ってから、大通公園の駐車場へ…。  

旭展望台

モエレ沼公園

帰りの船のチケット

小樽の旭展望台

萌えれモエレ沼公園

帰りの乗船券

 さて、ライブも終わりました。終了後にファンクラブ会員限定で急遽、サイン会実施が最高でした(笑) 
ただ、あまりに時間が掛かってしまい、駐車場の閉鎖時間(22:00)に遅れそうになって冷汗でしたが…(汗
 ライブ終了後はPrimeというファンサイトのオフ会に参加して、痛車乗りの人達と交流を深めてから、酒を
買ってCanal氏と小樽へ。小樽温泉オスパで一風呂浴びてから、10:30のフェリーで北海道をあとにしました。
帰島後の感想
 北海道に行く時は皆、飛行機と鉄道・バスの組み合わせだと思うのですが、今回は船とクルマで廻って
みました。この一番のメリットはやはり“小回りが効く”というか、公共交通機関では行く事の出来ない地域を
俺タイムテーブルで廻れるということでしょうか。んでデメリットはというと、移動中に酒が飲めないのは勿論、
幹線道路は景色が代わり映えせず、その街へやってきたという実感が湧かないのが残念ですね。  
 あとは東北自動車道の地獄ロードも…次回があったとして走りきる自信がないというか…大洗からの
フェリーが何故 苫小牧行きなのか分かったような気がします(苦笑) 
 とはいえ、このような旅行はなかなか経験出来ないのも事実、皆さんも是非、時間とお金の余裕を作って
挑戦されることをお薦めします♪